鎌倉政権の組織体制確立(1184)
元歴元年(1184)10月、源頼朝は鎌倉政権の体制強化のため、治承4年(1180)に設置された侍所に続いて、政務一般を司る公文所(後の政所)と、訴訟関係を扱う問注所を設置した。

頼朝の支配地域が拡大するに伴って軍事ばかりでなく、政治的、経済的な面を処理する機関が必要になってきた。公文所の別当(長官)に大江広元、問注所の執事に三善康信が任命された。この問注所、公文所(後の政所)、侍所が初期鎌倉政権の3代機関であった。

 
 

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