夏の暑さをさけ、涼を求めての散策はなんと言っても朝比奈切通しがお奨め。鎌倉七口の一つで,延応19年(1240)鎌倉幕府第三代執権・北条泰時により鎌倉と金沢・六浦を結ぶ道として開削された。泰時自ら現場に乗り込んで指揮をとり、僅か一年で完成させた。いざというときには敵の侵入を防ぐ防御施設としての役割を果たした。かっては毎日大勢の人の往来で賑わったこの道も、現在は新道が出来て、今は通る人もめったにいない。深い切通しの道は往時の雰囲気を良く残している。
このコースは、鎌倉駅から京急バスで金沢八景行きに乗り十二所神社で下車。十二所神社から朝比奈にかけて、往時をしのばせる。この切通しは往時の雰囲気をよく残していてハイキングの名所でもある.この道は岩をえぐった切通しの道で、20メートル近い高さの垂直の岩壁が両側から迫り、夏の暑さをさえぎってくれる、また、細い川が道に沿って流れ、涼しい風も運んでくれ、暫く暑さを忘れさせてくれる。朝比奈峠にから金沢八景方面に向かうと熊野神社がある。熊野神社を参拝し、切通しの道を通り朝比奈バス停に至る約1H30分のコース。
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