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                 杉本寺(すぎもとでら)  
由来
杉本寺は天台宗の寺。鎌倉幕府が開かれる500年近くも前の平安初期の天平六年(734)に創建された鎌倉最古の寺。天平三年(731),関東地方を歩いていた行基菩薩が,鎌倉の大蔵山から町を眺め「ここに観音様を置こう」と思い、自ら彫刻した十一面観音像を安置した。
その後、光明皇后の恩召により、行基が本堂を開創した。文治5年(1189)11月23日の夜、火災が起こったが本尊3体が大杉の下で火を避けられたので,それにより杉の本の観音と今日まで呼ばれたと「吾妻鏡」は伝えている。その後,建久2年(1191)9月18日に源頼朝が再興し以前の三尊像を内陣に安置し,別に立像7尺の十一面観音像を寄進した。
坂東観音霊場33番札所制度の時、第一番札所とされた。十一面杉本観音と書かれた白幡が石段の両側に並んでいる。本尊は十一面観音。

 見所
本堂(観音堂)
寄棟造、茅葺、方五間(正面側面とも柱間が5間)の密教仏堂である。棟札から延宝6年(1678年)の建立と判明する。堂内奥には本尊として3体の十一面観音像を安置し、他に前立十一面観音像、新十一面観音像、観音三十三応現身像、毘沙門天立像、地蔵菩薩立像(2体)などを安置する
 
・山門(仁王門)の仁王 
仁王門は、切妻造、茅葺の八脚門。左右に金剛力士(仁王)像を安置する。江戸時代、18世紀半ば頃の建立。山門は天明三年(1783)に再建された。
・コケむした階段   
仁王門を抜けると、苔が生い茂る鎌倉石の石段がある。すり減った石段は、長い年月をかけて多くの参拝者が通ってきたことを物語っており、「鎌倉最古の寺」を象徴するスポットとなっている。現在は立ち入りが禁止されている。
斯波家永と家臣の供養塔
本堂の横にある五輪塔群は、かつて境内を含む裏山一帯にあった杉本城の城主である斯波家長とその家臣たちを弔うための供養塔。
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仏像 杉本寺の仏像を紹介。 杉本寺の仏像へリンク
行事  杉本寺の主な行事を紹介。(8月)四万六千日参り 
散策 杉本寺を含めた散策コースを紹介。  金沢街道めぐり
基本情報             アクセス JR横須賀線鎌倉駅東口から京浜急行バス金沢八景駅または・ハイランド行き乗車約7分、「杉本観音」下車徒歩1分。
住所 〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂903
TEL
0467-22-3463
定休日 無休  
拝観時間 8:00~16:30※入山の受付は16:15まで
拝観料 大人(中学生以上):200円  小人(小学生まで):100円
駐車場 なし
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主な周辺情報
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報国寺       浄妙寺  明王院
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